2012年9月6日 放送 たねまきジャーナル 緑の党共同代表 長谷川羽衣子に聞く
要約よりも直接、声で聞いたほうが伝わってきます。それぞれ10分程度です。ぜひ聞いてください。

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後半はこちらから聞けます 

前半部分の要約(文責は緑の大阪HP作製チームにあります)

Q.長谷川さんが脱原発の運動にかかわられたきっかけは

A.3.11は日本の歴史をかえるような出来事だと思って自分自身がかかわらなければと感じ立ち上がりました。デモに参加することすらほとんどなかった人たち、私もそうなんですが、そういう人たちが参加してあんな大きなデモになっている、それぐらい社会的に大きい出来事だった。普通の人たちがデモに参加する状況になってきたんだなと思います。

Q.脱原発を今すぐ実現できますか。

A.できます。節電所、ネガワットをうまく活用すればできます。今の生活をあまり変えなくても電気の需要を大きく減らすことができます。アメリカでは原発50基分も節電されています。

Q.具体的には

A.適切な時間帯料金を設定することで電力使用ピーク時の使用量をぐっと下げることができます。うまいことやれば新しい発電所を立てなくても、大飯原発を再稼動させなくても電気は足ります。カリフォルニア州では十分な節電プランを持っていて、例えばピーク時に遠隔操作で家庭のエアコンを5分だけとめるということもやっています。

Q.企業は大変なんじゃないですか。

A.日本では需給調整契約というのがあります。日頃は安い電気料金で逼迫時は電気を止めてもいいという契約ですが、あまりうまく機能していません。アメリカ等では企業に電気を止めてもらう代わりにお金を払うということをやっています。そうすると企業の方でも止めることができます。

Q.止める分の損失はそこで補填されるわけですか。

A.そうなんです。電力会社にとっても新たに火力発電所を作ったら大きなお金がかかるわけですから、補填にお金を回しても損にはならない。そういうシステムを日本に取り入れればピークの電力需要も減らせますし、電力全体の使用も減らせます。企業によっては電気代が大きな経費になっています。4割になるところもあります。スーパーなんかは電気代をたくさん払っているのでそういうところにとっては経費の削減にもなります。

短期的には節電プログラムでいけるし、中長期的には再生可能エネルギーの普及で解決できるでしょう。

Q.緑の党発足の経緯は

A.緑の党は世界90カ国にあり、各国で脱原発の先陣をきっています。3.11後、脱原発を絶対にやらなければという声が高まり、日本でも緑の党が必要だという確信のもと結成に至りました。

Q.ドイツでは政権に入ったりしてかなりの影響力を持っていますが、日本でも伸びていけますか

A.私は可能性を感じています。例えば首相官邸前にあれだけ多くの人が集まっています。これまでそんなことはありませんでした。集まっている20万人の背後にはもっと多くの人がいます。ドイツで緑の党ができて「脱原発」と言った時は他の政党から「なんて夢見がちな党なんだ」言われました。「原発即廃炉」を言っている私たちもそう言われるかも知れませんが、ドイツでは緑の党が「脱原発」を掲げたことで既存の勢力にも大きな影響を与えました。いまやドイツでは保守勢力も「脱原発」を言っています。日本での緑の党の登場は既存のすべての政党に影響を与えることになるでしょう。社会を変えられるきっかけになります。

Q.自分たちだけが動くのではなく今までの政党の人たちも緑の党の登場によって変わっていく。それが大きな動きになっていくということですか。

A.ヨーロッパでは現実に起こったことです。

Q.脱原発は支持しますが、ほかの政策は

A.経済的には新自由主義に反対します。特徴的には男女平等、共同代表も女性が半分になるように運営委員も女性が過半数になるよう党の規約として定めています。こうしておかないとどうしても男性が増えてしまうんですね、現状では。緑の党は男女平等をすすめます。

後半へ続く


◆社会学習ネットワーク「市民社会フォーラム」のブログにも概要が掲載されています。