汚染がれき受け入れNO!近隣7府県一斉アクション   2012年 11月7日水曜

ピースフル・アクションの踊り
 
緑の大阪は尼崎、みどりの未来とともに要請団体になっています。


緑の党の丸尾県議、松本なみほが調べた・バグフィルター性能調査(2012年4月14日時点)はこちら

左は12時過ぎの大阪市役所前。ピースフル・アクション!歌・アピール・メッセージ Yuzuru Kanekoさんが撮影した楽しい踊りの映像はこちら 

右は要請書提出前の廊下の様子。200名近い市民が集まりました。松本なみほさん、手前に野々上愛さんが写っています。
 

要望書提出のために会場に入る市民のみなさんの映像はこちらから

13時 要請書提出(7府県代表アピール) 要請書提出時の動画はこちらから 45分 みなさんが切々と訴えます。声が聞き取りにくいかもしれません。音量を大きくして聞いてください。38分頃からの下地氏の発言はよく聞こえます。 Yuzuru Kanekoさんが撮影した映像はこちら 音はこちらの方がしっかり入っています。


14時 記者会見 記者会見の動画はこちらから。 記者の質問等 後半は映っていません。Yuzuru Kanekoさんが撮影した映像はこちら。こちらは後半も収録されています。

大阪市への要請書          平成24年11月7日

大阪市の災害廃棄物受け入れに関し、住民が充分納得するまで決して試験焼却と本焼却を行わないことを求める要請書   
           
要請団体
ちょっと待って!放射能ガレキ関西ネット  
                  代表世話人  高島与一
                           

                     要請人  元京大原子炉実験所助教授
                            海老澤 徹
                           
          
【要請事項】
1 大阪市の災害廃棄物受け入れ手続きを一旦凍結し、近隣7府県住民が参加できる公開説明会を民主的な形で実施してください。
2 そして、住民が十分納得するまでは、決して試験焼却も本焼却も行わないでください。
【要請の主旨】
1 大気中に出た排ガスは、近隣の広範囲の市町村にも降り注ぎます。
災害廃棄物(がれき)受け入れに関して、大阪市では、住民説明会を市内此花区民限定で3回、大阪市民限定で2回開催されましたが、いずれも参加できるのは大阪市内の住民に限られ、他地域の住民は、この問題にどんなに強く関心をもっていても、入場さえ拒まれました。また、説明会そのものも上意下達で、市民の意見に耳を傾けるものではなく、非民主的と言わざるをえないものでした。近隣自治体在住の、子どもたちの健やかな成長に責任を負う大人たちとして、このような非民主的な説明会だけで汚染がれきが焼却されることには到底納得できません。がれき焼却によって大気中に出た排ガスは、大阪市の上空にだけ留まるわけではなく、近隣の広範囲の市町村にも降り注ぐからです。空気に戸は立てられないのです。

2 放射性物質と有害化学物質の汚染が心配です。
特に有害物質への感受性が最も強い子どもたちへの影響が懸念されます。
焼却排ガスには、ダイオキシン類、アスベスト、ヒ素、鉛などの有害重金属類、径の小さな粒子状物質(SPMやPM2.5など)、ベンゼン、ジクロロメタン等の揮発性有機化合物質(VOC)などの有害物質が含まれていることはよく知られています。阪神工業地帯を抱える大阪市では、それらの有害物質の相乗効果で重大な大気汚染公害を引き起こしたことを想起していただきたい。これらの物質は気化すればバグフィルターでの除去はできないため、多くの環境法令で基準値を決めていることは、ご存じのとおりです。しかしながら、PCB廃棄物やアスベストに関しては、環境省が平成23年5月16日に発行した「東日本大震災に係る災害廃棄物の処理指針」所謂マスタープランの8頁に「危険物、PCB廃棄物、石綿含有廃棄物等は・他の廃棄物と区別し、危険物又は特別管理廃棄物としての取扱を行い、各々の性状に応じた処分を行う。」とあるにもかかわらず、現在広域処理が行われている地域では、それが厳正に守られているとは言えない状況にあります。
 また、放射性物質に関しては、大阪市は、バグフィルターで99.9%捕捉できるとの環境省の見解をそのまま採用していますが、丸尾牧兵庫県議の調査によれば、調査対象のバグフィルターメーカー14社のうち、7社までが「放射性物質を除去できない」と回答しています。また、バグフィルターが放射性物質の除去に有効だと回答したメーカーは1社もありません。さらに、10月11日に大阪市環境科学研究所で行われた排ガス中の放射性セシウムの測定試験、所謂ラボ実験に関して、複数の専門家がその実験方法について疑問を呈しているのに加え、明治学院大学教授の熊本一規氏は「何故、試薬に塩化セシウムのみが用いられるのでしょうか。試薬に塩化セシウムのみを用いることは、放射性セシウムがバグフィルターや試料採取系で捕捉し得るという結論を導くための意図的な行為という疑問を拭いきれません」との重大な指摘をなさっています。そもそも、放射性物質を含むゴミは、震災前の法制度では焼却も埋め立ても禁止していたことを考えれば、がれき焼却というのは本来、言語道断なのです。現有施設を用いた生活ごみ焼却においてPM2.5の排出基準もクリアしていない大阪市は、今回のがれき受け入れに際し、有害化学物質の曝露や放射性物質による内部被曝の危険性を完全に無視しており、市民への影響とともに、現場で一連の処理に従事する人々の労働安全衛生の面からもきわめて大きな問題をはらんでいると言わざるを得ません。この点でも、市民ときちんと話し合う必要があると考えます。
 また、被災地では今もこのような危険な焼却による処理が行なわれていますが、大阪市はこの処理方法の危険性を明らかにし、被災地における焼却によらない処理方法を確立するための提言、支援をすべき立場にあるはずです。

3 北港処分場から放射性セシウムが外洋に流出します。
さらに、夢洲の北港処分場での焼却灰の埋め立ても、同様の不安を禁じえません。処分場にはゼオライトを敷き詰めるとのことですが、日本環境学会前会長・元大阪市立大学大学院教授畑明郎氏は、6月20日に書かれた意見書(「大阪府・市の震災がれき受け入れ処分の問題点」)において、ゼオライトで放射性物質を100%捕捉することは不可能で、放射性セシウムが外洋に流出する危険性があるとはっきり指摘されています。

4 近隣地域の産業に大きな影響を与えます。
大阪市のがれき焼却や焼却灰の海上処分場埋め立てが、近隣地域の産業に大きな影響を与えかねないこともご考慮ください。近隣地域の観光資源・農林水産物資源が大阪市のがれき焼却や焼却灰の海上処分場埋め立てによる風評被害で打撃を被る可能性は否定できませんし、各地で有機農業を営む農家などの生産者、加工・流通業者への影響も大きいと思われます。日本人とは比較にならないほど放射能に敏感な海外からの観光客は、大阪はもちろん関西圏を敬遠してしまうという事態にならないとも限りません。

5 広域処理の必要性はありません。
岩手・宮城両県の災害廃棄物の量も見直しされ、広域処理量も、401万トンから169万トンへと下方修正されました。当初想定量から約6割減り、がれき総量の約10パーセントにしかすぎません。また、東北の被災地では、がれきを利用した津波記念公園や、防潮堤の整備などの提言が出ており、莫大なコストをかけてがれきを広域移動させ、大規模焼却する合理的な理由は全くありません。それどころか、がれきの広域処理は汚染を全国に拡散し、非汚染地域まで汚染させて被災者の避難先をも奪い、さらに汚染地域の人々の「避難の権利」をも奪うことになるのです。そして、がれきの広域処理の一番の問題点は、東電と日本政府の責任を曖昧にして、日本全国を汚染し、生きとし生けるものすべてに被曝を強要することにあります。

6 がれき受け入れは被災地支援ではありません。
関西圏には、東北のみならず関東圏から多数の被災者が被曝からこどもを守るために、必死の思いで避難して来られています。その方々の精神的・経済的負担はいかばかりでしょう。ところが、「絆」の美名のもとに今回の広域処理で生態系や環境への影響が無視できない量の排出が予想される放射能が大阪市で放出されれば、避難されてきた意味が全くありません。非汚染地帯である関西圏、西日本の果たすべき役割は、被曝をこれ以上拡散させないことです。汚染がれきの受け入れによって関西圏・西日本への汚染を広げずに、積極的に被災者を受け入れ、安全な食物を生産し続けて被災地へ供給できるようにすることこそが、真の被災地支援だと考えます。

7 住民が充分納得するまでは試験焼却も本焼却も行なわないでください。
私たちは、「有害物質は混ぜず、拡散させず、集めて処理する」という国際的合意、及び「疑わしきは避けよ」との予防原則に基づいて、大阪市はがれきの広域処理を中止すべきだと考えます。しかしながら大阪市が安全性の確認と住民の理解の下にがれきを受け入れて焼却すると公言し準備している現時点においては、少なくとも大阪市の災害廃棄物受け入れ手続きを一旦凍結し、近隣7府県住民が参加できる公開説明会を民主的な形で実施することを要請します。
そして、7月議会の附帯決議にありますように、住民が充分納得するまでは、決して試験焼却も本焼却も行なわないよう強く要請致します。

尚、本要請書に対し、7日以内に文書を以って上記団体代表世話人までご回答くださいますようお願い申し上げます。
                                     以上